2017年5月7日日曜日

欲求が満たされないと怒りを感じる~身体化障害・身体症状症(旧:身体表現性障害)

痛みを理解する
最近、私を知った人たちは、この動画を知らないと思います。






身体化症状

最初の症状は青年期から成人期初期(30歳前)にかけて現れます。患者はさまざま身体症状を訴え、「耐えられない」、「うまく表現できない」、「これまでにないほど良くない」などと表現します。

症状は全身のどの部位にも現れることがあります。症状の種類や発症頻度は文化的背景によって異なります。典型的な症状としては、頭痛、吐き気と嘔吐、腹痛、下痢や便秘、月経痛、疲労感、失神、性交痛、性欲減退などがあります。男性の場合は、勃起などの性機能不全の訴えが多くみられます。不安や抑うつも起こります。

身体化障害の患者は助けや感情的なサポートを要求し、自分の欲求が満たされていないと感じると怒りの感情を抱くことがあります。診療の内容に不満を抱くことも多く、医学検査や治療を求めて医師から医師へと渡り歩く人もいます。

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身体症状症(旧:身体表現性障害)

身体症状症は患者さんの自覚症状に見合う身体的異常や検査結果がないにもかかわらず、痛みや吐き気、しびれなど多くの身体的な症状が長い期間にわたって続く病気です。患者さんの中には、体に力が入らくなったり、けいれん発作のような症状が出現したりすることもあります。症状は体のさまざまな場所に生じ、しばしば変化します。患者さんの中には、症状を身体的に説明する原因がないということが受け入れられず、医療機関を転々としてしまい、精神科受診に至るまでかなりの時間がかかってしまう方もいらっしゃいます。また、多くの患者さんは、そうした身体症状のために仕事、学校や家庭などにおける日常生活に支障が出ています。

身体症状症
痛みや胃腸症状などのさまざまな身体症状が続くが、適切な診察、検査を行っても身体的な病気や薬による影響としては十分に説明できない、という病状です。痛みが主なものを、従来は疼痛性障害と呼んでいました。

病気不安症
重い病気である、病気にかかりそうだという気持ちが非常に強くなる病状です。身体の病気は存在しないか、あるいは存在したとしてもごく軽度で、気持ちの状態と実際の身体的な状態とに大きなギャップが生じます。従来は心気症と呼ばれていました。

変換性/転換性障害(機能性神経症状症)
力が入らない(脱力・麻痺)、筋肉の強い突っ張り、歩けない、などといった運動に関する症状や、皮膚の感覚がおかしい、見えない(一部しか見えない)、聞こえない(聞こえにくい)、といった感覚の症状が出ます。他にも全身の筋肉がけいれんするてんかん発作のような症状が出現したり、意識を失ったかのような症状を生じたりすることもあります。あるいは、声が出ない、のどの中に何かの塊があるという感覚(ヒステリー球、と呼ばれます)もしばしばみられる症状です。

診断

原因は何でしょう?
心身の疲労や環境変化などのストレスが何らかの形で患者さんの症状の形成にかかわっているという考え方があります。しかし、必ずしもストレスが原因とは言い切れませんし、実際に脳の中で何が生じているのかは明確にはわかっていません。

どのように診断するのでしょう?
患者さんの訴える身体症状を引き起こすような身体的な病気が存在しないことが診断の大前提となります。内科や整形外科など、患者さんが困っている症状を通常担当する科で検査を受けていただき、本当に症状の元となるような病気がないことを確認します。身体的な疾患がないことが確認できたにも関わらず、さまざまな身体症状が持続するとき初めて身体表現性障害と診断されます。

うつ病や不安症などほかの精神疾患が合併することがあります。

身体症状症では、患者さん自身は紛れもなくその身体症状による苦痛を感じており、詐病や仮病とは異なります。

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「実際に脳の中で何が起きているかは、まだよくわかっていない」

このため、痛みに対する対処は、混迷を極めています。


今日の集中講座の小話は、変換性/転換性障害(機能性神経症状症)についてです。

痛みは感情そのものです。

よく理解して、自分と向き合いましょう。

それでは、薬院校ゴールデンウイーク集中講座ファイナルでお会いしましょう。