2017年4月24日月曜日

よく見ること(視えること)・正確に動くことで、脳機能を改善する。「共に学び、共に考え、共に動き、共に仕合わせでいる」

京都大学名誉教授の久保田競先生が、2006年に、脳についての様々な事実を公開してくれました。

・運動しなくても、脳内で瞬発力などの運動能力を高められる。

・貧乏な人は、金持ちよりも脳が委縮しやすい。

・引きこもりの人やキレやすい人は、脳に原因があり、なおし方がある。

・𠮟り方や我慢のさせ方次第で、相手がバカになったり、賢くなったりする。

・脳と体に最高に良い「最新の特別な走り方」が、ごく最近見つかった。

・猿人が人間(ヒト)へと進化したのは、樹上から降りて手を使い出したためではない。

・詰め込み教育は、実は脳に良い。

・快感を起こす刺激は、脳を発達させる。

・運動+「記憶し、思い出し、比較する」で脳を良くする。

・見ているだけで運動能力が高まる、ミラー・ニューロンの力。

・勉強や運動、恋愛をすれば、高齢者でも脳が若返る。

……等々、当時の私は、「運動と脳が結びついた時代が来るな」と感じました。

眼と脳

そして、アイックス小松佳弘先生との出会い。

「見ているだけで運動能力が高まる」

それを、一瞬で実感させてくれるパーソナル・グラス(カールツアイス・レンズ)。

そして、小松式ビジョントレーニング・視機能改善訓練。

視えていない人は、正しく動けないのです。

動きをコピーするための視覚情報が、すべて妄想なのですから、当然の結果です。

そして、正しく動けないことで、様々な障害を引き起こします。

私はずっと、正しい動きを研究していたのですが、視えていない人に対しては無力でした。

正しい視覚的イメージを描けないために、動きのトレースができないのです。

結果、正しい動きを拒否するという展開になってしまいます。

正しく視えていないということが、認知症の遠因となっているという説もあります。

「運動しないと、脳の萎縮が一気に進む」ということは、よく知られています。


「老いはじわじわ来るものではなく、突然がくっと来るものだとわかった」
 ※老いの流儀・吉本隆明さん


「脳の前頭前野が萎縮すると、丁寧な運動ができなくなる」という研究があります。

前頭前野には、不要な痛みを抑える機能もあります。

痛みを訴える人の動きが粗雑なのは、前頭前野の機能低下によるものが大きいと思います。

もちろん、動きが粗雑だから身体を痛めるという側面もあると思います。


この理由で、痛みを抱えている運動指導者に習うと、動きが粗雑になるのだと考えています。


加齢とともに、前頭前野と側頭連合野が最初に萎縮すると言われています。

このため安部塾では、以下のスタイルをとります。

・「視ることと聴くこと」で、側頭連合野を鍛える。

・正確なデータを元に、自ら考え、自ら行動する。

そしてあらゆる幸福体験を通して、脳機能を使います。

副側被蓋野

脳幹の中にある副側被蓋野(A10神経核)。

運動能力と思考能力の向上の鍵を握る領域です。

・運動速度を上げ、手足の器用さを向上させ、俊敏性を高める。

・外的刺激に対する注意力と、様々な状況における決断力を高める。

・記憶する能力を高める。

副側被蓋野を働かせることが、とても大切なのです。


では、どのようにしたらよいのでしょうか?

・美味しいものを食べる。

・お金を稼ぐ

・正しく運動する

……報酬系を刺激して、幸福感を高めるとよいと考えられます。


それと、脳全体のためには、なるべく大人数で過ごす時間をつくった方がよいとされています。

「共に学び、共に考え、共に動き、共に仕合わせでいる」

私が考える、今後の安部塾のあり方です。