2014年3月28日金曜日

砂上の楼閣

 すべての動作は、基本的な動きの積み重ねでできている。立ち方・座り方・寝方・腕の動かし方・脚の動かし方・頸や胴体の動かし方……それらが有機的な運動連鎖によってつながり、美しい所作となる。

形だけを真似ても美しい所作にはならない。気が遠くなるような地味な型の修正を重ねた先にしか、たどり着けない世界。

雑な動きしかできない状態で何かの動きを真似たとする。変な癖がついて、後で修正するのが困難になる。我流でのみ練習した場合に陥ってしまいがちな状況。

練習というのは、正確無比な型で反復するからいいのであって、不正確な歪んだ型を繰り返していたら、行き着く先は『破綻』ということになる。

 適切な指導と修正を1分受けることは、我流で何年も歪み続けるよりずっといい。普段は、基本的な所作を何千回何万回と反復した方が、はるかにいい。